神奈川せどりとは、その名のとおり神奈川で行なうせどりのことです。
神奈川は東京に近いため、人口や店舗数も多めです。

ただし、東京に近い分ライバルも多めです。
では、まず神奈川せどりの利点について見ていきましょう。

一つ目は、「店舗数が多いうえに密集している」。
神奈川には東京で働いている人も多く、人口は東京の次に多い県です。
そのため、仕入れ可能な店舗も多くなっています。

その多さはどのくらいかというと、10平方メートル内に店舗がある都道府県ランキングで、2位というレベルです(1位は千葉県)。
つまり、どの辺りに住んでいても、せどりがしやすい環境にあるということです。
また、店舗が密集しているため、移動にも手間取りません。

店舗同士の距離が遠い地域だと、次の店まで20Kmあり、移動に30分~40分かかるということも珍しくありませんが、神奈川せどりであればそのようなことはありません。
そして、店舗が密集している分、効率よく回れるということもいえます。

二つ目は、「都心と比較してライバルが少なめ」。
これは、東京でせどりをしている人には特に知っておいてほしいのですが、神奈川は都心と比べるとライバルの数は少なめです。

また、東京ではせどり禁止の店舗も多かったり、一方通行の道も多かったりします。
一方、神奈川はおもちゃ屋・リサイクルショップ・ディスカウントショップなども多いうえ、うまく行けば商品を取り寄せするといったこともできるので、東京で仕入れがしにくいと感じたら、神奈川せどりをしてみてもよいでしょう。

次に、神奈川せどりの難点について見ていきましょう。

一つ目は、「車だと、渋滞に巻き込まれることがある」。
平日はそれほどではありませんが、土日祝日になると神奈川県内ではあちこちで渋滞になります。

店舗せどりをしている人の大半は、泊まりで仕入れにまで行くことはなく、たいていは日帰りなので、帰宅ラッシュの時間帯にも渋滞になりがちです。
ですから、神奈川せどりを行なう際は、時間に余裕のあるスケジュールで行動することをおすすめします。

二つ目は、「都心に近付くにつれて、仕入れが難しくなる」。
神奈川せどりは、東京に近付けば近付くほど、仕入れが難しくなる傾向があります。

どちらも都会ですから、ちょっと気を抜いていると、全然仕入れることができなかったりします。
例えば、店舗に行ったところ、よい商品が棚ごと買い占められているなどということは、珍しくありません。